フォトアカ講師写真集発売のお知らせ。
山口晴久先生の写真集「まーじなる」が4月16日発売されます。
先駆けて、Amazonで予約販売
4月16日以降は書店での販売もされます。
Amazonでの説明文。
「思春期」は写真に写せるものでしょうか?
中高生を写せば、思春期を記録したことになるのでしょうか?
著者はこの作品について、こんなふうに語っています。
「少女から女性になる瞬間の女の子を撮影し続けることは、その瞬間を記録することができるのか、という実験であったと思います。何回撮影しただろうか。3年間の撮影データをまとめながらはじめて一つの作品にしようと思った。レンズ越しに見る彼女は、肉体と精神のアンバランスからくる思春期特有の危うさと美しさを持っていた。日々の生活からは見ることのできないものが、レンズを通して見ることができる。撮り続けることにより、その瞬間に立ち会えた気がする」
撮影されたモデルは一人の少女。なのにページをめくると、容姿も性格も異なる何人もの女性を見ているかのような錯覚におちいります。
それほどに「思春期」の少女の存在は不安定でとらえがたいのでしょう。ときには清楚な制服姿の彼女、ときにはドレス姿の小悪魔的な彼女。どの彼女も真実であり、虚像なのかもしれません。
これは、思春期を全力疾走した少女Xの、3年間にわたる日々の記録です。どこにでもいる、けれども特別な少女。
これまでのどんなポートレート作品とも一線を画している写真集、それが第9回写真出版賞大賞受賞作『まーじなる』です。
出版社からのコメント
よくある十代の女性のポートレート作品?
そんな言葉ではこの写真集の魅力は説明できません。「思春期」という特別な時期にもう一度光を当てて、そこに何が見えてくるのか、その作業に真剣に向き合った写真家と、自ら被写体になった一人の少女の、火花が散るような時間を記録した写真集。その特別な輝きを堪能してください。